大寒の色【薄紅梅】

二十四節気・大寒

今日から二十四節気は大寒です。

一年で一番寒い時ですが、大寒が過ぎれば「立春」となり、暦の上ではもう春。

二十四節気では一年の始まりは「立春」なので、大寒は一年の最後の節気。大寒の最後の日「節分」は、二十四節気での大晦日に当たります。

季節の変わり目である立春、立夏、立秋、立冬の前18日間は、五行説でいう「木火土金水」の5つの要素のうちの土の気が盛んになる期間とされ、「土用」と呼びます。
夏の土用丑の日には鰻を食べますが、冬の土用には未の日に「ひ」つく食べ物や赤い食べ物を食べると良いそうです。
土用の期間は季節の変化により体調を崩しやすいことから、栄養のあるものを食べたり、変化の大きい行動を避けたりする習慣が生まれました。

2023年の冬の土用は1月17日から2月3日までの18日間、未の日は1月25日。体が温める働きが強いため、北方民族にも好まれる羊のお肉、ラム肉でパワーアップするのも良いかもしれませんね。また栄養豊富な鰻は、夏に限らず冬や春の土用にもおすすめです。

大寒の色、薄紅梅

一年のうち一番寒い季節の大寒ですが、日が伸びて、少しずつ空気に潤いが含まれるようになってきました。どこからか風に運ばれてくる香りで梅の花の開花に気づく頃でもあります。

地の色に「桜鼠」というグレー味のあるピンクを使った、冷たい空気の中にわずかな湿度や温度を感じる配色です。

design note

#e9dfe5(桜鼠 さくらねず)
#e597b2(薄紅梅 うすこうばい)
#ffffff(白)
#888084(源氏鼠 げんじねず)

源流明朝SB
筑紫新聞明朝
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