はるかぜこおりをとく
季節が一回りして新しい一年が始まりました。
二十四節気の始まり「立春」の初候「東風解凍」は1番目の七十二候です。
「東風解凍」は、東から吹く風<はるかぜ>が、湖や池に張った厚い氷を解かし始める頃の七十二候。暦は、いよいよ春です。
「春一番」など温かい風は実際は南から吹きますが、中国の陰陽五行の思想では、春は東をつかさどるため、東の風が春の風と考えます。東からの温かい風を受けて植物は芽吹き、動物は冬眠から覚め、賑やかな自然界の春がやってきます。
東雲色
のぼる太陽が染めていく、その東の空の色、東雲色(しののめいろ)。曙色(あけぼのいろ)とも呼ばれます。
陰陽五行の思想では、春の色は「青」。春の気はのびやかに成長する「木」であることから、この「青」は緑のことです。
明るい空から吹いてくるやわらかな風を受けて、のびやかに枝を伸ばす植物をイメージした春の配色です。
design note
#f19072(東雲色 しののめいろ)
#fef4f4(桜色 さくらいろ)
#f6bfbc(虹色 にじいろ)
#98d98e(若緑 わかみどり)
源流明朝SB
筑紫新聞明朝
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読んでくれてありがとう