七十二候・蟄虫啓戸<すごもりむしとをひらく>

すごもりむしとをひらく

土中で冬眠していた虫たちが春の陽気に誘われて、お日様の下に出てくる頃の七十二候。

立春から始まる新しい季節の巡りで、初めて鳴る雷「初雷」を「虫出しの雷」ともいうそうです。初雷は、空気中に水分が多く鳴るこのころに鳴ることが多いと言われます。

雷にびっくりして慌てて飛び起きる虫たちの姿は思い浮かべるとユーモラスで楽しくなりますね。

雨が降り、三寒四温を繰り返して季節は本格的な春へ向かいます。

私たちも、太陽のもとでのびのびと春の空気を呼吸して、冬ごもりで縮こまった身体を目覚めさせたいですね。お花見ももう直ぐです。

「青」と「空色」

穴から出てきた虫の目に移る空の色はどんな色なのでしょう。
目にも鮮やかな青い色、少し白っぽい空色。
これに菜の花の黄色を合わせて目の覚めるような配色にしました。

design note

#0095d9(青 あお)
#a0d8ef(空色 そらいろ)
#ffec47(菜の花色 なのはないろ)
#ffffff(白)

源流明朝SB
筑紫新聞明朝
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