七十二候・大雨時行<たいうときどきふる>

たいうときどきふる

夕立や集中豪雨などの激しい雨が降る頃の七十二候。

もくもくと入道雲がわきあがり、突然降り出す夕立。ひとしきり降るとサッと上がって、また鳴き出すセミの声。私が子どもの頃の夕立はそんな光景でした。
雨が上がるとさーっと涼しくなり、盆踊りや花火など夕方のお楽しみを心待ちにした夏休みの思い出です。
この頃の雨はもっと暴力的ですね。突風で始まるゲリラ豪雨は木の下で雨宿り、というレベルではありません。遠くで雷が聞こえたら木の下は厳禁、建物を探さなくては危険です。

台風も増えてくるし、海もだんだん大波が立つようになる頃。
子どものときは長いと思った夏休みも、季節に追いかけられるようにどんどんと過ぎていきます。

大暑の末候「大雨時行」が終わると、節気は「立秋」に変わります。もう、秋なんですね。

大風吹く

真面目な父世代の絵画サークルも、さすがに雨では写生会を中止にしたのでしょう、雨のスケッチは見当たりませんでした。
その代わりに、この風に吹かれている大きなヤシの木?いや、ソテツの木?を見つけましたので、大雨時行の絵になってもらいました。

バサバサと葉は風に吹かれていますが、太い幹はびくともしません。
木の絵は、ちゃんと根っこがあるように描くのが難しいんだ、と言っていた言葉を思い出しました。なかなかどうして、根っこをしっかり張った力強い木のように見えますよ。

父のスケッチを作品集にまとめた話はこちらの記事にまとめています。よろしければお読みください。

青い鳥書房では、写真だけではなく絵画や書道などの作品、手芸や工芸などの立体作品も写真に撮って本にまとめる「かぞくの本」を作成しています。
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こちらは薬膳茶とおやつのシリーズ「熊猫薬膳茶房」のインスタグラムより。
レモン甘酒とレモンわらび餅です。「甘酒」は夏の季語ってご存知ですか。江戸時代には暑気払いに甘酒を飲み、「あまい、あまざけ〜」と売り歩く声は夏の江戸の風物詩だったそうです。
汗をたくさんかいて体力を消耗したときに、ビタミン・ミネラル豊富なレモンを加えた甘酒はピッタリです。ミルキーで甘酸っぱい味に、疲れが吹き飛びます。

これらの写真をまとめた本の記事はこちらです。よろしければお読みください。

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