七十二候・寒蝉鳴<ひぐらしなく>
ひぐらしなく 「カナカナカナ」とヒグラシがもの悲しく鳴き始める頃の七十二候。 晩夏のイメージが強いヒグラシですが、実際には6月ごろから9月中旬まで長い期間鳴き声を聞くことができる蝉です。日の出前・日没後の薄暗いときによく...
ひぐらしなく 「カナカナカナ」とヒグラシがもの悲しく鳴き始める頃の七十二候。 晩夏のイメージが強いヒグラシですが、実際には6月ごろから9月中旬まで長い期間鳴き声を聞くことができる蝉です。日の出前・日没後の薄暗いときによく...
すずかぜいたる 涼しい風が吹き、秋の気配を感じられる頃の七十二候。 実際には夏真っ盛りで、最高気温が体温を超える日もあり「涼風」と言われてもピンと来ません。が、夕方になると虫の声が聞こえるようになり、空の色が少しずつ濃く...
二十四節気・立秋 暦の上では、今日から秋が始まります。 日差しはまだまだ強く、厳しい暑さが続きますが、朝夕のふとした風や空の色にだんだんと秋の気配が感じられるようになる頃です。夕方にはどこからか秋の虫の音が聞こえ、柿の木...
たいうときどきふる 夕立や集中豪雨などの激しい雨が降る頃の七十二候。 もくもくと入道雲がわきあがり、突然降り出す夕立。ひとしきり降るとサッと上がって、また鳴き出すセミの声。私が子どもの頃の夕立はそんな光景でした。雨が上が...
つちうるおうてむしあつし 灼けるような暑さに、土から立ちのぼる湿気が加わり、じっとりとまとわりつくような暑さが続く頃の七十二候。 字面を見るだけで「うへぇ」と言ってしまいそうな七十二候ですね。 五行論では、夏は五臓の「心...
きりはじめてはなをむすぶ 桐の木が実を結び、また、つぼみをつける頃の七十二候。 5月ごろ高い木のてっぺんに薄紫色の花を咲かせる桐の木は、鳳凰の止まる木として平安貴族に愛され(中国の伝説による梧桐はアオギリ)、500円玉の...