芒種の色【杜若色 かきつばたいろ】

二十四節気・芒種

「芒種」は、「芒(ノギ)」のある植物の種を蒔く季節を指す言葉です。

「芒」とはイネやムギなどの先端にあるトゲのようなもの。芒種の源は「芒ある穀るい稼種する時なればなり」という言葉です。「稼種」には植えつけるという意味があり、実際には田植えの時期を指すようです。(苗を水田で育てていた時代には田植えは今頃でした。)

旧暦の5月5日にあたるこの頃、中国では「端午節」を迎えます。
「端午節」の歴史は節句の中で最も古く、古代中国王朝「夏」の時代まで遡り、菖蒲の葉などの薬草のお風呂に入ると疫病を逃れられたいう言い伝えがあります。この日には小豆や塩卵、お肉の入ったちまきを食べる慣わしがあるそうですよ。

芒種の色、杜若色(かきつばたいろ)

梅雨空のこの頃に美しい花を咲かせる紫陽花やカキツバタ。青から紫のグラデーションがしっとりと美しいですね。
杜若色(かきつばたいろ)、勿忘草色(わすれなぐさいろ)、白菫色(しろすみれいろ)と名前も美しい青い色で配色しました。

design note

#3e62ad(杜若色 かきつばたいろ)
#89c3eb(勿忘草色 わすれなぐさいろ)
#eaedf7(白菫色 しろすみれいろ)
#2a4073(深縹 こきはなだ)

源流明朝SB
筑紫新聞明朝
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