七十二候・水沢腹堅<さわみずこおりつめる>

さわみずこおりつめる

沢を流れる水さえも凍ってしまう頃の七十二候。

大寒の真ん中の今頃、各地で最低気温が出ることも多いそうです。

流れを止めて凍りついた滝や湖の世界では、音も時間も氷に閉じ込められたよう。
こんな寒さの中では、童話「雪の女王」「ナルニア国物語」や、映画「アナと雪の女王」の世界のように、氷に何もかもが支配されてすべてが静止してしまう一瞬があるように思えます。でも、この後には必ず暖かい風が吹いて、春がやってくることも私たちは知っています。

冬もあと少し。10日後には立春です。暖かい風が吹き、世界がおだやかに解けるときはもう間近。

月白

地色の薄い青味の白い色は「月白(げっぱく)」と呼ばれる色です。
元々は月が出るときに白んで見える東の空のことを指しますが、凍った水面がうっすらと月の光を映す色として使ってみました。

design note

#eaf4fc(月白 げっぱく)
#ffffff(白)
#163249
#000000(黒)

源流明朝SB
筑紫新聞明朝
lumios typewriter tape

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