小暑

二十四節気・小暑

小暑は夏本番の「大暑」を迎える前の二十四節気。梅雨明けが待ち遠しいこの頃です。

この日になっても梅雨に入らない時は「梅雨入りの発表は特定できず」となるそう。同じように、立秋を超えての梅雨明けの場合はやはり「特定できず」となり、2022年は北陸と東北では梅雨明けの時期を特定できませんでした。
気象庁が梅雨入りの日を特定するのは、災害への注意喚起のため。梅雨の期間は大雨による災害が発生しやすいことから、防災を特に意識するために発表するのだそうです。
例年、梅雨明けの間近い時期には大気が不安定となり、大きな被害のある災害が発生しやすくなります。避難や防災グッズを再確認し、災害への備えをしなければいけませんね。

暑中見舞いを出す「暑中」は、小暑から始まる説と大暑から始まる説があるそうですが、梅雨が明けるまでは暑中という気分にならないのは私だけでしょうか。
小暑の終わりごろ、立秋の18日前から始まる夏の「土用」。うなぎを食べる土用丑の日は、この期間のうちの丑の日で、今年は7月30日の日曜日です。楽しみな夏の行事のひとつです。

元気いっぱいな夏野菜

父のスケッチとのコラボの二十四節気です。
私が子どものころ、一般家庭にはまだエアコンなんかなくて、でも夕方になると涼しい風が吹いていた昭和の時代。
暑い夏、ランニングステテコ姿でニコニコしながらトウモロコシを食べていた父の姿を思い出します。トマトやキュウリは今より青くさく、ひなたの味がしました。
父もその味を思い出しながら描いたんじゃないかしら。
こうして遺したものを見ていると、どんなことを考えて生きていたんだろう、としみじみ思います。もっとたくさん話をしておけばよかったなあ、と思います。

父のスケッチを作品集にまとめた話はこちらの記事にまとめています。よろしければお読みください。

青い鳥書房では、写真だけではなく絵画や書道などの作品、手芸や工芸などの立体作品も写真に撮って本にまとめる「かぞくの本」を作成しています。
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こちらは薬膳茶とおやつのシリーズ「熊猫薬膳茶房」のインスタグラムより。
身体にこもった熱を冷ますゴーヤと、元気を補給するアボカドをバゲットに乗せたタルティーヌです。中医学では小麦も熱を冷ます素材のひとつ。素麺やパンなどは夏にぴったりの食材なんですね。
これらの写真をまとめた本の記事はこちら。よろしければお読みください。

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