二十四節気・大雪
今日から二十四節気は大雪。
いよいよ雪が激しくなり本格的な冬になる頃です。
江戸時代中期の1787年に常陸国宍戸藩5代藩主・松平頼救が著した「暦便覧」では、「雪いよいよ降り重ねる折からなれば也」と説明されています。
風景をあっという間に真っ白に変えてしまう雪の威力は圧倒的です。
この寒さの勢いを統率するのは冬将軍。
冬将軍は寒気団に乗ってシベリア大陸からやってきます。シベリア寒気団の正体はとても冷たく乾燥した高気圧で、日本海側に多くの雪が降らせ、太平洋側には冷たい北西の風を吹きこみます。ナポレオン軍を敗北に追い込んだほどの冬の寒さにちなんだ「冬将軍」、どうぞお手柔らかにお願いします。
大雪の色、鉛色(なまりいろ)
雪を降らせる暗い雲に覆われた鉛色の空。
鉛色は、銀色や錫色より暗い灰色で空気中に晒された錆びた色です。
鉛は「あおがね」ともいわれ、加工がしやすく柔らかい金属です。本来の鉛は光沢のある明るい灰色ですが、色名としては青みがかった暗い灰色を指すようになりました。
design note
#7b7c7d(鉛色 なまりいろ)
#c0c6c9(灰青 はいあお)
#a2d7dd(瓶覗 かめのぞき)
源流明朝SB
筑紫新聞明朝
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