七十二候・蚯蚓出<みみずいずる>
みみずいずる 冬眠から覚めたみみずが土の上に這い出してくる頃の七十二候。 土の中に縦横無尽にトンネルを掘り、土を栄養たっぷりに変えてくれるみみずは、「自然の鍬」とも呼ばれる田畑の味方。英語では「earthworm」とも言...
みみずいずる 冬眠から覚めたみみずが土の上に這い出してくる頃の七十二候。 土の中に縦横無尽にトンネルを掘り、土を栄養たっぷりに変えてくれるみみずは、「自然の鍬」とも呼ばれる田畑の味方。英語では「earthworm」とも言...
かわずはじめてなく 野原や田んぼでカエルが鳴き始める頃の七十二候。 日本は水辺や水田など蛙が生息する環境が多かったことから、常に身近な存在でした。万葉集では山上憶良が「あまぐものむかぶすきはみ たにぐくのさわたるきはみ」...
ぼたんはなさく 牡丹の花が咲く頃の七十二候。「東風解凍」から始まった春の七十二候は18の候を経て「牡丹華」で終わりです。 牡丹は、原産国の中国ではもともと薬草として育てられていましたが、唐代の頃から「花の王」としてどの花...
しもはじめてやみてなえいずる もう霜が降りることもなく、稲の苗「早苗」がすくすくと育つ頃の七十二候。 田植えの季節に田んぼのまわりに咲く花を「田植え花」と言うそうです。代表的な田植え花は「タニウツギ」。ピンク色の花を咲か...
あしはじめてしょうず 水辺の葦(あし)が芽吹き始める頃の七十二候。 古事記・日本書紀では日本のことを「葦原中国(あしはらのなかつくに)」「豊葦原瑞穂国(とよあしはらのみずほのくに)」と称しています。これは、天上の高天原か...
にじはじめてあらわる 冬には見られなかった虹が姿を現わす頃の七十二候。 空気が潤いを帯び、陽の光が力強くなると、目に見えるようになってくる虹。雨上がりに、淡く浮かぶ虹はなんとも美しく、大人になってもおもわず声を上げてしま...