七十二候・梅子黄<うめのみきばむ>
うめのみきばむ 梅の実がふっくら成長し、黄色く色づいて熟しはじめる頃の七十二候。 万葉集にも多く登場するなど、古くから桜に並んで日本人に愛されてきた梅は、中国が原産ではじめは薬木として渡ってきたとも言われています。梅干し...
うめのみきばむ 梅の実がふっくら成長し、黄色く色づいて熟しはじめる頃の七十二候。 万葉集にも多く登場するなど、古くから桜に並んで日本人に愛されてきた梅は、中国が原産ではじめは薬木として渡ってきたとも言われています。梅干し...
くされたるくさほたるとなる 水辺や湿地で蛍が舞い、飛び交う頃の七十二候。 暑さで蒸れて腐った草や葉から蛍が生まれる、と昔は信じられていたそうです。 綺麗な水と条件が整った環境でだけ育つことのできる蛍。蛍舞う風景は、都会に...
かまきりしょうず 蟷螂とはカマキリのこと。冬に木の枝に産みつけられた卵からカマキリが孵る頃の七十二候。 強い子孫を残すためには食べて食べて食べまくる一生を送るカマキリの女子。自分より大きな相手にも鎌を振り上げて威嚇してつ...
二十四節気・芒種 「芒種」は、「芒(ノギ)」のある植物の種を蒔く季節を指す言葉です。 「芒」とはイネやムギなどの先端にあるトゲのようなもの。芒種の源は「芒ある穀るい稼種する時なればなり」という言葉です。「稼種」には植えつ...
むぎのときいたる 秋に蒔いた麦が冬を越し、大きく育っで収穫を待つ頃の七十二候。 金色の穂が実るさまは「麦秋」と呼ばれる夏の季語です。黄金色の麦畑を吹き渡る強い風は「麦嵐」、雨のことは「麦雨」という、夏のはじまりの美しい風...
べにばなさかう 紅花が花の盛りを迎える頃の七十二候。 ベニバナ(サフラワー)は、アフリカから地中海沿岸を原産とし、平安時代に菅原道真が日本に伝えたとされています。日本では、お化粧に使う紅として、また布を真紅に染める染料と...