七十二候・蚕起食桑<かいこおきてくわをはむ>
かいこおきてくわをはむ 蚕(カイコ)が桑の葉を盛んに食べる頃の七十二候。 昭和初期まで日本の主力輸出商品だった絹を生み出す蚕。繭を作る前の1週間、蚕は寝ずに桑の葉を食べ続けるため、この時期の農家は大忙しだったそうです。小...
かいこおきてくわをはむ 蚕(カイコ)が桑の葉を盛んに食べる頃の七十二候。 昭和初期まで日本の主力輸出商品だった絹を生み出す蚕。繭を作る前の1週間、蚕は寝ずに桑の葉を食べ続けるため、この時期の農家は大忙しだったそうです。小...
次第に強くなる太陽の光を浴びて、万物がすくすくと成長してくる頃、小満は陽の気が満ち満ちて生命感にあふれる季節です。暦便覧では「万物盈満(えいまん)すれば草木枝葉繁る」、盈満とは物事が満ちあふれることを指し、物事が満ち足り...
たけのこしょうず ニョキニョキとタケノコが生える頃の七十二候。 竹林の地面にひょっこり顔を出すタケノコ。竹の地下茎から出てくる若い芽のタケノコは、1日に1メートルも伸びると言われるほど成長スピードの早い植物です。柔らかく...
みみずいずる 冬眠から覚めたみみずが土の上に這い出してくる頃の七十二候。 土の中に縦横無尽にトンネルを掘り、土を栄養たっぷりに変えてくれるみみずは、「自然の鍬」とも呼ばれる田畑の味方。英語では「earthworm」とも言...
かわずはじめてなく 野原や田んぼでカエルが鳴き始める頃の七十二候。 日本は水辺や水田など蛙が生息する環境が多かったことから、常に身近な存在でした。万葉集では山上憶良が「あまぐものむかぶすきはみ たにぐくのさわたるきはみ」...
二十四節気・立夏 夏が始まりました。 立夏は暦上では夏の始まり。春分と夏至の中間にあたり、この日から立秋の前日までが夏になります。 爽やかな風が吹きわたり、花も緑も鮮やかな、一年で一番過ごしやすい季節です。野に山に、植物...