七十二候・腐草為螢<くされたるくさほたるとなる>
くされたるくさほたるとなる 水辺や湿地で蛍が舞い、飛び交う頃の七十二候。 暑さで蒸れて腐った草や葉から蛍が生まれる、と昔は信じられていたそうです。 綺麗な水と条件が整った環境でだけ育つことのできる蛍。蛍舞う風景は、都会に...
くされたるくさほたるとなる 水辺や湿地で蛍が舞い、飛び交う頃の七十二候。 暑さで蒸れて腐った草や葉から蛍が生まれる、と昔は信じられていたそうです。 綺麗な水と条件が整った環境でだけ育つことのできる蛍。蛍舞う風景は、都会に...
かまきりしょうず 蟷螂とはカマキリのこと。冬に木の枝に産みつけられた卵からカマキリが孵る頃の七十二候。 強い子孫を残すためには食べて食べて食べまくる一生を送るカマキリの女子。自分より大きな相手にも鎌を振り上げて威嚇してつ...
むぎのときいたる 秋に蒔いた麦が冬を越し、大きく育っで収穫を待つ頃の七十二候。 金色の穂が実るさまは「麦秋」と呼ばれる夏の季語です。黄金色の麦畑を吹き渡る強い風は「麦嵐」、雨のことは「麦雨」という、夏のはじまりの美しい風...
べにばなさかう 紅花が花の盛りを迎える頃の七十二候。 ベニバナ(サフラワー)は、アフリカから地中海沿岸を原産とし、平安時代に菅原道真が日本に伝えたとされています。日本では、お化粧に使う紅として、また布を真紅に染める染料と...
かいこおきてくわをはむ 蚕(カイコ)が桑の葉を盛んに食べる頃の七十二候。 昭和初期まで日本の主力輸出商品だった絹を生み出す蚕。繭を作る前の1週間、蚕は寝ずに桑の葉を食べ続けるため、この時期の農家は大忙しだったそうです。小...
たけのこしょうず ニョキニョキとタケノコが生える頃の七十二候。 竹林の地面にひょっこり顔を出すタケノコ。竹の地下茎から出てくる若い芽のタケノコは、1日に1メートルも伸びると言われるほど成長スピードの早い植物です。柔らかく...