七十二候・葭始生<あしはじめてしょうず>
あしはじめてしょうず 水辺の葦(あし)が芽吹き始める頃の七十二候。 古事記・日本書紀では日本のことを「葦原中国(あしはらのなかつくに)」「豊葦原瑞穂国(とよあしはらのみずほのくに)」と称しています。これは、天上の高天原か...
あしはじめてしょうず 水辺の葦(あし)が芽吹き始める頃の七十二候。 古事記・日本書紀では日本のことを「葦原中国(あしはらのなかつくに)」「豊葦原瑞穂国(とよあしはらのみずほのくに)」と称しています。これは、天上の高天原か...
にじはじめてあらわる 冬には見られなかった虹が姿を現わす頃の七十二候。 空気が潤いを帯び、陽の光が力強くなると、目に見えるようになってくる虹。雨上がりに、淡く浮かぶ虹はなんとも美しく、大人になってもおもわず声を上げてしま...
ももはじめてさく 桃のつぼみが開き、咲き始める頃の七十二候。 昔は、花が「咲く」ことを「笑う」と表現したそうです。なんとも美しく可愛らしい春の七十二候です。 桃は、中国では不老不死を与えてくれる仙果として数々の伝説の中に...
すごもりむしとをひらく 土中で冬眠していた虫たちが春の陽気に誘われて、お日様の下に出てくる頃の七十二候。 立春から始まる新しい季節の巡りで、初めて鳴る雷「初雷」を「虫出しの雷」ともいうそうです。初雷は、空気中に水分が多く...
そうもくめばえいずる 暖かい東風から、土や空気が潤いを得て、いよいよ草木が芽吹く頃の七十二候です。地面からも木々の枝からも、盛んに萌黄色の芽が現れ始め、あっという間に野山がグリーンに覆われていきます。 陰暦の2月は別名「...
かすみはじめてたなびく 気温が上がり、春霞がたなびき始める頃の七十二候。 春になって空気が潤いをおび、遠くの景色がぼんやりと霞んで見えることを「霞」と呼びます。霞は、大陸で生まれた高気圧が運んできた細かな塵が、太陽光を様...